取り返せないのは「失敗」でなく「何もしなかった時間」、だから迷っても「やる !!」-(前編)

学生団体EPSA 代表 馬場裕矢さん

学生団体EPSA 代表
大阪大学工学部環境エネルギー工学科 4回生
馬場裕矢さん

<紹介文>
「環境問題の改善のために行動する人間を一人でも多く創出する」というビジョンのもと、環境問題に取り組む企業へのインターンシップ事業を通して、ビジョン達成に取り組む学生団体EPSA代表の馬場裕矢さん。EPSAスタッフ集め、受け入れ企業の獲得、インターンシッププログラムの立案、インターンシップ参加者の集客、更にはインターンシップ希望者への説明会から面接まで、インターンシップに関わる全ての項目を学生だけで企画運営する組織を一から手掛け、2010年2月から3月の第一期インターンシップでは、受け入れ企業6社、参加者14名と確かな実績とビジョンに基づく参加者の成果も上げました。今回、馬場さんに大学入学時からEPSA立ち上げまでの経緯、そして今後のプランを伺いました。

将来のために議員インターンシップに参加して、成長する先輩に憧れた!!

「僕は鹿児島出身なんですが、高校生の時になんとなく『環境』を学びたいと考えて、大阪大学に環境エネルギー学科というものがあるんだと知って大阪大学を選びました。」
「なんとなく環境と感じた」と話す馬場さんだが、大学入学後に夢中になったことは「環境に携わること」ではなかった。
「大学時代しかできないことをと思い、野外やライブハウスでライブができるバンドサークルに入りロックバンドのボーカルに夢中でした。先輩のライブを見てその姿がカッコよくて入部したんですよ。あと彼女が欲しくて合コンなんかにも参加していました。(笑)」。

大学生活を目一杯満喫していた馬場さん、1回生の11月に今後の生活をガラっと変える一枚のビラとの出会いがあった。「議員インターンシップのビラを学内でみつけました。『議員』や『インターンシップ』って響きに『ビビッ』と直感を覚えてすぐ説明会に参加しました。学生生活では滅多に体験できないと思ったんですよ。その説明会では、過去のインターンシップ生の成長を紹介した動画が印象的で、遊びでなく自分の人生のために議員インターンシップに参加して成長している先輩の姿が僕の胸を躍らせて『自分も成長したい』と俄然やる気になりました」。

自ら行動する大切さを学んだ議員インターンシップ

意欲満々で馬場さんが参加した議員インターンシップは、2008年2月~3月の2ヵ月間で週3回程度。国会議員の事務所で、支援者の名簿整理、電話かけ、電話番など主に事務職を行う内容だった。「『支持者にイベント告知の電話をかけて』といきなり電話かけを任されたのですが、当時は敬語も不慣れで戸惑いの連続・・・、それでも慣れてくると楽しめるようになりました。」
与えられる仕事を楽しんでこなせるようになった馬場さん、次に自ら行動をとった。
「自分が戦力になるために、何かできないかと考えました。僕にできること・・・、議員さんや秘書の皆さんより僕は若いので『若さを活かしたアイディア』が出せるんじゃないか!? そう思いパンフレットのデザインを買って出ました。 実際に僕が提案したデザインが採用され、更に事務所の看板の原案にもなったんです!! 自分の提案が形になったことが嬉しかった。」

2か月間のインターンシップを経た馬場さん、そこで「自ら行動することの大切さ」以外にも多くの経験を得たと話す。「本当にいろいろな人に出会えた。国会議事堂内にも連れていっていただいたんです。議員さんたちが朝9時~夜20時まで、経済、環境、生物、科学など膨大な範囲を勉強されている姿を現場で見ました。大学教授さんや各所省庁の事務次官さん、官房長官さんなどもいらっしゃって、政治は多くの人のチカラで成り立っていることを体感しました。実は、当時の僕は茶髪にパーマ、よくあんな格好でいかせていただいたなと、本当に感謝しています。」

馬場さんが、参加した議員インターンシップを紹介するNPO法人ドットジェーピーでは、国会議員の他、市議会議員、県議会議員など、インターンシップ先を希望できる。
馬場さんの友人で同じく大阪大学工学部環境エネルギー工学科4回生の服部勇紀さんは府議会議員のインターンシップに参加した。「僕の場合、デスクワークはなかったです。地域のお祭りや森林視察など現場まわりを大切にされていました。僕は社会勉強として2か月の間、議員さんの行動に全て同行させていただきました。政治はこれまで遠い世界と思っていましたが、地域密着で支援者という『人』をとても大切にしているものなんだとイメージが変わりました。」と話す服部さん、実は馬場さんの勧めもあって議員インターンシップに参加した。